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シェイクスピア・英語名言集 (2)
C, E
Come what may,
Time and the hour runs through the roughest day.
(どうなろうとかまうものか
どんな荒れ狂う嵐の日にも時間はたつのだ)
日本語訳は「シェイクスピア全集」(白水Uブックス)から引用させていただきました。以下同じ。
― 『マクベス』 第1幕第3場
Cowards die many times before their deaths,
The valiant never taste of death but once.
(臆病者は死ぬまでに何度も死ぬ思いをする、
勇者が死を味わうのは一回かぎりのことだ)
― 『ジュリアス・シーザー』 第2幕第2場
■ valiant 「勇敢な人」
Each substance of a grief hath twenty shadows.
(悲しみは一つの実体が二十もの影をもっています)
― 『リチャード二世』 第2幕第2場
■ hath = have (古語)
Et tu, Brute?
(おまえもか、ブルータス)
― 『ジュリアス・シーザー』 第3幕第1場
■ 英語では And you, Brutus?
F, G
For ever, and for ever, farewell, Cassius!
If we do meet again, why, we shall smile.
(永久にさらばだ、さらばだ、キャシアス!
ふたたび会うことがあればほほえみかわそうではないか。)
― 『ジュリアス・シーザー』 第5幕第1場
For honour travels in a strait so narrow
Where one but goes abreast.
(名誉の道は非常にせまく
二人並んで通るほどの余裕はないのだ)
― 『トロイラスとクレシダ』 第3幕第3場
■ abreast 「横に並んで」
Foul is fair and fair is foul.
(いいは悪いで悪いはいい)
― 『マクベス』 第1幕第1場
<参考>マクベスがはじめて登場する第1幕第3場、彼が放つ第一声は
So foul and fair a day I have not seen.
(こんなにいいとも悪いとも言える日ははじめてだ)
Frailty, thy name is woman!
(心弱きもの、おまえの名は女!)
― 『ハムレット』 第1幕第2場
■ frailty 「もろさ;はかなさ;弱さ」、thy = your (古語)
Friends, Romans, countrymen, lend me your ears!
I come to bury Caesar, not to praise him.
(わが友人、ローマ市民、同胞諸君、耳を貸してくれ
私がきたのはシーザーを葬るためだ、称えるためではなく)
― 『ジュリアス・シーザー』 第3幕第2場
Get thee to a nunn'ry. Why wouldst thou be a breeder of sinners?
(尼寺へ行くがいい、罪深い子の母となったところでなんになる?)
― 『ハムレット』 第3幕第1場
■ nunnery 「女子修道院」、wouldst = would (古語)、thou = you (古語)