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シェイクスピア・英語名言集 (6)
O
Once more unto the breach, dear friends, once more,
Or close the wall up with our English dead.
(もう一度あの突破口へ突撃だ、諸君、もう一度、
それが成らずばイギリス兵の死体であの穴をふさいでしまえ)
日本語訳は「シェイクスピア全集」(白水Uブックス)から引用させていただきました。以下同じ。
― 『ヘンリー五世』 第3幕第1場
■ breach 「城壁・堤防などの破れ口」
One sorrow never comes but brings an heir
That may succeed as his inheritor.
(悲しみは独りではこない、必ず連れを伴ってくる
その悲しみの跡継ぎとなるような連れを)
― 『ペリクリーズ』 第1幕第5場
■ inheritor 「相続人、後継者」
Our bodies are our gardens, to the which our wills are gardeners.
(この五体が庭だとすれば、その庭師はおのれの意志だ)
― 『オセロー』 第1幕第3場
■ the which = which (古風)
P, S
Present fears
Are less than horrible imaginings.
(眼前の恐怖も
想像力の生みなす恐怖ほど恐ろしくはない)
― 『マクベス』 第1幕第3場
So quick bright things come to confusion.
(美しいものはたちまち滅びるのだ)
― 『夏の夜の夢』 第1幕第1場
Superfluous branches
We lop away, that bearing boughs may live.
(おれたちは余分な枝を
切り落とすだろう、ありゃあ実をつけた枝を生かすためだ)
― 『リチャード二世』 第3幕第4場
■ superfluous 「余分の、不必要な」、lop 「枝を切る」
Sweet are the uses of adversity;
(逆境が人に与える教訓ほどうるわしいものはない)
― 『お気に召すまま』 第2幕第1場
■ use 「効果、有用」
T
Take up the sword again, or take up me.
(その剣をとられるか、それとも私をとられるか)
― 『リチャード三世』 第1幕第2場
The better for my foes and the worse for my friends.
(敵のおかげでいいめを見、友だちのおかげで悪いめを見てるところだ)
― 『十二夜』 第5幕第1場
■ foe = enemy (古風)
The course of true love never did run smooth.
(まことの恋が平穏無事に進んだためしはない)
― 『夏の夜の夢』 第1幕第1場